紫外線の影響 人体への健康影響として急性傷害と慢性傷害があるんです
2016/03/17
多くの研究により、紫外線を浴びすぎると人の健康に影響があります。
人体への影響としてどんなことが思い浮かびますか?
急性傷害(キュウセイショウガイ)と
慢性傷害(マンセイショウガイ)とあります。
具体的な病名はいくつか聞いたことあると思います。
紫外線が関係していると考えられている病気について書いていきます。
紫外線の影響は人体にこんなことを引き起こします
紫外線は、とにかく危ないから気を付けろ!! ってわけではありません。
しかも、紫外線の強度も1日の中で1年の中で変わっていきます。
重要なのは、どういった時に影響を受けるのかを知ること、
できるだけ紫外線を最小限にとどめることだと思いますが
今回は、もし全く気にせず紫外線に当たった場合にどんな影響を人体に及ぼすのか
知ってみたいと思います。
紫外線の皮膚への影響は、日光を浴び(紫外線に当たり)すぐに症状がみられる「急性傷害」と、
数年・何十年と紫外線を浴び続けた結果あらわれる「慢性傷害」に分けて考えることができます。
健康への影響 急性傷害(日焼け・雪目など)
紫外線で皮膚に炎症を起こします。
日光に当たって数時間後から赤くヒリヒリとした炎症を起こす日焼け(Sunburn:サンバーン)。
これはだいたい8時間~24時間でピークとなります。
時には水ぶくれとなって皮が破けます。
(あぁ~~~~、想像するだけで痛いです!!)
そんな、肌が赤くなって痛むサンバーンの結果、
数日後に皮膚に色素沈着がおきた日焼け(Suntan:サンタン)が現れます。
そのほか、
スキー場などで、ゴーグルを掛けずに雪の反射光をモロに目に受けた時になる「雪目」もあります。
これは急性の角膜炎症です。結膜(白目部分)の充血、異物感を感じます。
ひどくなると強い眼痛になることもあります。
健康への影響 慢性傷害(シワシミ・ガン・白内障など)
最近は、紫外線対策が認知され皆さん取り組まれていますが
私の小さなころは「真っ黒に日焼けしているのが元気な子の証!!!」みたいな時代で
裸でプールや海は泳いだり遊んだりしていました。
そんな子供のうちに大量の紫外線を浴びてきていると、その影響が何十年も経ったのちに現れてくるそうなんです。
(え??そんなこと子供時代誰一人として言ってなかったよ!!!)
でも、実はそうらしいのです。。。
長年日光を浴び続けていると、皮膚のシワやシミであったり
ときには良性・悪性いずれかの腫瘍も現れることがあります。
良性の腫瘍は脂漏性角化症と呼ばれます。
そして、悪性の腫瘍は皮膚がんとなります。
眼への影響としては、
視力傷害をきたすおそれのある翼状片という
の行や漁業従事者など戸外での活動時間が長い人に多発する傷害もありますし
眼の中でレンズの役割を果たしている水晶体が濁る為、網膜まで光が届かず見えなくなってくる白内障という病気になります。
※白内障は視力の低下や最悪、失明に至るケースもあります。
まとめ
紫外線の強度や影響を考えずに浴び続けていたら
人体への影響として急性傷害もしくは慢性傷害が起きます。
(日焼け・雪目などの急性傷害と、シワやシミ・皮膚ガン・白内障などの慢性傷害)
ただ、紫外線に過剰に恐れることはありません。
しっかりと紫外線の影響が少ない時間や場所を使っていくことで
紫外線と上手に付き合っていくことができますよ。
紫外線対策については、他の記事でも書いておりますのでご覧ください。