十五夜は毎年9月15日で満月なんだよと騙されてきた 中秋の名月と違いもわからない
十五夜のお月さま
まんまる満月でウサギが餅ついてて。
すすきのお飾りと月見団子でお月見を楽しむ日。
その日が9月15日だよって教わってずっと信じてました。
でも違ってました。いや、でも違ってもいない。。。
満月だと思ってた。ホントは満月じゃなかった。
ホントのことを知らなかったなぁ。
十五夜のことを自信もって話せる内容を書いていきます!
十五夜は毎年9月15日だよというウソ
誰か自信満々で言ってましたよね?
「十五夜は毎年9月15日だよ」って。
だって十五夜って15日の夜でしょって。。。
そして、すすきも飾るし、ちょっと涼しげな夜だから秋の夜。
こんな話を聞いて、記憶はどんどん間違った方向に固まってしまったのかもしれないですね。
十五夜って15日の夜 は間違っていません。
「旧暦8月15日の夜」が十五夜なんですよ。
実は、旧暦にも誤解がありました。
「旧暦は現在の1か月違いだよ。旧暦8月15日は現代では1か月後の9月15日だよ」
ここまで言われたら、そうだと信じてしまいました。でも、これも違います。
正しくは、
十五夜は旧暦8月15日の夜。
旧暦8月15日とは、毎年異なります。
では、今年の旧暦8月15日はいつになるのか?
旧暦カレンダーというものが、ネット上にも多数存在しますのでご覧ください。
ひとつサイトをご紹介します。
六曜・月齢・旧暦カレンダー(http://www.ajnet.ne.jp/diary/)
このサイトが見やすくて私は愛用しています。
十五夜は満月だというウソ? そうとは限らない!?
十五夜のお月さまはまんまるの満月。
そんな印象がありますよね。そうなんです。
旧暦の1日は月が消えている状態。
徐々に月が三日月に、そして満月へと向かっていきます。それが旧暦15日あたり。
そして、その後また三日月となり、旧暦30日には月の姿は消える。
そういうサイクル。
十五夜のお月さまはまんまるの満月。
このことに異議を唱える人がいます。
その指摘は正しいと思いますが、かなりマニアックだと思います。
でも、知っておくと面白いので書きますね。
旧暦の15日の夜に満月ではないことはあります。
その理由は2つです。
(1)月の周期が正確には30日間ではなく、約29.5日の為
(2)1日も24時間あって、夜のタイミングで満月ではない為
(1)について
月の周期が正確には30日間ではなく、約29.5日の為、15日目が満月となる月もあれば1日程度ずれることがあります。旧暦を29日と30日で調整しながら大きくずれないようにはしていますが、十五夜が満月で無くなる理由として確かにあると言えばあります。
(2)について
理由は似てますね。朝に見える白い月。夜に見える黄色い月。朝に満月を迎えることもあるから夜にはもう満月ではない。という見方もあるわけです。
十五夜と中秋の名月に違いはないというホント
「十五夜」と「中秋の名月」と呼び方が違うので、違うものを指すかと思ったかもしれませんが同じです。旧暦8/15の月のことを指します。
中秋というのは旧暦8月を指します。
7月・8月・9月を旧暦では秋としています。
3か月の秋のうち、真ん中の8月なので「中秋」。
名月は満月ということで、旧暦15日の月。
つまり中秋の名月は旧暦8月15日の月となるわけです。
呼び方が違っても、同じ日の夜の月を指しているわけなんです。
まとめ
まことしやかに私に刷り込まれていた
「十五夜は毎年9月15日で満月なんだよ」という情報。
確かに昔はインターネットもなかったし、調べられなかったからな。
騙されたという言葉は適切じゃないかもしれませんが、間違いに気づくことなくその情報を信じ切っていました。調べると面白い新事実も知れて楽しいですよね。
ぜひ、この情報は信じて(笑)お友達にもお話してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!