中秋の名月 十五夜のお月見 意味や違いを知りたい え?満月じゃない!?
2016/08/30
「今日は中秋の名月。晴れた空にきれいな月が見える。」
「十五夜のお月さま。うさぎが餅つきしてる。」
すすきの揺れる中で、月見団子を食べながらお月見。いいですねぇ~。
でも、ちょっと待ってください!
中秋ってなんですか?
中秋の名月?それって十五夜のお月さまと同じ?
9月15日の月のことでしょ?え?違うの?
満月のことだよね?15日の夜空に三日月が見えるけど・・・
パニ~ック!!笑
というわけで、中秋の名月・十五夜・その日はいつなのか書いていきます。
中秋の名月と言われたり十五夜といわれる意味は?
お月見の話から発展して、中秋の名月や十五夜を掘り下げると意外とマニアックな知識にまで至ってしまうほど複雑です。
ただ、今回はライトな話題に留めておきます。
中秋の名月や十五夜という日を理解するためには、私たちの身のまわりにあるカレンダーを一度忘れましょう。太陽暦と呼ばれているものです。(太陽暦もここでは深掘りしません)
太陽暦の代わりに使う暦があります。
よく耳にするかと思いますが「旧暦」という暦です。
太陰太陽暦とも呼ばれます。
中秋の名月 と 十五夜 は同じです。
旧暦で8月15日の月を「中秋の名月」や「十五夜」と言います。
「中秋」とは秋の真ん中。
旧暦7月・8月・9月の3か月を旧暦で「秋」としています。
ですので、秋の真ん中にあたる8月が「中秋」というわけです。
旧暦で15日は満月とされていますので、
15日の夜の月はキレイな月(=名月)ということなんです。
でも、毎月15日の夜の月を十五夜とは呼ばないんです。
中秋の名月と十五夜の違いとは?
前述しましたが、中秋の名月と十五夜の違いはありません。
「中秋の名月」は旧暦8月15日の月。
「十五夜」もまた旧暦8月15日の月のことを指すのです。
表現の違いだけです。ご安心ください。
さて、ここまで連呼される「旧暦」。
「旧暦」って何?と気になりませんか?気になりますよね。
でも、今は悩み立ち止まってはいけません。笑
外部サイトですが
六曜・月齢・旧暦カレンダー(http://www.ajnet.ne.jp/diary/)を紹介します。
今のところ、このカレンダーに書かれた「旧暦」を見ながら、進みましょう。
ここで気付くのは、いつものカレンダーで見る何月何日が中秋の名月や十五夜ではないんですよね。
9月の中で日がずれていたり、場合によっては中秋の名月はいつものカレンダー(太陽暦)の10月になることだってあるんです。だからこそ、今は旧暦カレンダーというものを見てそういうものなんだと思ってください。
中秋の名月と十五夜のお月さまって満月のこと?
中秋の名月 = 十五夜 です。
月見団子をつくり,芋,神酒,すすきなどを月下に供える風習があります。
お月見のイメージといえばきれいな満月。
そして、うさぎがなぜか餅つきをしてる。。。
ってことは
中秋の名月 = 十五夜 = 満月!?
ほぼ正しいハズなのですが、厳密には違います。
いや、違う時があります。。。
月が満月から次の満月になるまで約29.5日の周期なんです。
その為、15日目の夜となる十五夜は満月と考えていいとは思うのですが、実際満月の瞬間は、お昼の間に過ぎ去っていてその日の夜の月は若干満月ではないということは充分起こりえます。旧暦で毎月14日~16日に満月がやってきます。
細かいことは気にしない!!ってことなら
中秋の名月 = 十五夜 = 満月 でいきましょう。
雑学王タイプのあなたは
ぜひ中秋の名月 = 十五夜 ≒ 満月 と覚えて頂ければと思います。
まとめ
今まで自然と聞き続けていた「中秋の名月」や「十五夜」という言葉。
聞き慣れていましたが意味や違いの有無はよくわかっていませんでした。
いかがでしたしょうか
旧暦カレンダーを見て、旧暦8月15日が「中秋の名月」や「十五夜」です。
「旧暦8月15日」は、私たちが普段から使っている太陽暦のカレンダーの●月●日と毎年固定ではありませんので「今年の中秋の名月はいつかな?」と、ぜひお探しください。
六曜・月齢・旧暦カレンダー(http://www.ajnet.ne.jp/diary/)
最後までお読み頂きありがとうございました!