テルマエドットコム

素早くベストな選択できる情報で、あなたに「良かった」と笑ってもらいたいから

前サッカー日本代表監督 オシムが2018年にも話したメッセージがやっぱり深い

   

西野監督率いるサッカー日本代表の活躍で、ますます今後の戦いも楽しみなロシアサッカーワールドカップ。
 
そんな中、以前サッカー日本代表監督だったイビチャ・オシムさんのインタビューを観ました。
 
大好きだったオシムさんの言葉がまた聞けて嬉しかったので、文字に起こします。
 
 

スポンサードリンク
  
 

元サッカー日本代表監督 イビチャ・オシムさんってどんなことしてきた人?

イビチャ・オシムさんは2006年~2007年の日本代表監督を務めた方です。当時65歳。
 
インタビューに答えていた現在では77歳。
表情は元気そうですが、足が不自由な様子でした。
 
 
冒頭、インタビュアーから「お会いできて興奮しています。」というご挨拶をしたところで、さっそくオシム節。
 
 
 
「そんなことは言わなくていい」 苦笑
 
 
少しニヤッとしながらだから、ホントに嫌だったわけではないと思います。
ただ、そんな無駄な挨拶よりサッカーを語ろうというメッセージのように感じました。
 
 
では、少しオシムさんのことを思いだします。
 
オシムさんは2006年7月21日に代表監督に就任。
 
以前は、1986年~1992年はユーゴスラビア代表監督。その中で、1990年はイタリアワールドカップでベスト8にチームを導いた名将の一人です。当時49歳。
 
 
2003年~は、Jリーグのジェフ千葉監督に就任。
「考えて走るサッカー」という方向性を提示して指揮をとったんです。
 
 
就任からの3年間は、元々低迷気味だったチームを上位に定着させる安定した力を植え付けました。
 
 
2003年:年間 3位
2004年:年間 4位
2004年:年間 4位
 
 
Jリーグサポーターの中でも、オシム監督の手腕を評価する人たちがとても多かったです。
 
選手からは、「よく走らされた。」「とにかく考えた」という声も聞くので日本のサッカーを変えてくれた人です。とても転換期だったことを思いだします。
 
 
2006年に日本代表監督に就任してからは「日本のサッカーとは」を問いかけ「日本サッカーの日本化」を進めたオシムさんでした。目先の戦いも勝つけれど、日本サッカーの将来も考えてくれました。
 
 

遠藤保仁選手がオシムを振り返ると・・・

 
遠藤保仁選手のコメントが入ります。
 
「オシムと言えば『走る』。」
「日本人っぽいサッカー、日本人が目指すサッカーっていうものの方向性を示した監督」

とのこと。
 
 

2006年に情熱大陸に出た時のオシム監督談

 
オシム監督はサッカーに対する知識はものすごくあるけれど、それでも知識欲は高くいつも新鮮なサッカーの情報を頭に入れる勤勉な監督でした。
 
そんなオシム監督が、2006年7月23日放送の情熱大陸に出演した時のコメント。
 
 
「(ドイツ)ワールドカップのおかげで2日間寝ていないんだよ」
「夜中に1試合目、朝4時から2試合目と徹夜で見たよ」
 
 
ま、ワールドカップ好きのサポーターなら当然だ!!というかもしれませんが
オシムさんの中でのサッカー観戦は頭をフル回転させて色んな論理的な分析をされていたんでしょうね。
それが、好きでやっていたようです。別に自慢している様子ではありません。
 
 
そんなオシム監督率いる日本代表の試合は毎回ワクワクしてみていたのを思いだします。
 
 
しかし、2007年にオシム監督は脳こうそくを患ってしまい、急遽日本代表監督を辞めてしまいました。
 
 
多くの日本人が、「あのままオシム監督だったらどんなワールドカップになっただろう??」と今でも思い返す人は多いのではないでしょうか。
 
 
 
ちなみに、現在77歳のオシムさんに「(以前)朝までサッカーを見ていたと言っていたが今はどうか?」とインタビューすると返ってきた答えは
 
 
「もちろん、今もそうだ。他にすることが無いからね。」
「寝るのは簡単だ。そんなことはずっと前から知っているよ。」
 
 
笑・・・なんか相変わらずでうれしい気持ちになりました。
 
 
「ワールドカップが始まるまでは、毎日が退屈だったが、今回のロシアワールドカップが始まってから起こるサプライズがあまりに大きいから観ているだけでもあと100年は生きられそうだ。」
 
 
と、元気に話していた。やっぱり相変わらずのオシムさん。
ぜひ100年寿命が延びた際に、もう一度日本で監督をしてもらいたいです。アハ。
 
 

ロシアワールドカップ前のハリルホジッチ監督電撃解任についてオシムさんは語る

 
ハリルホジッチ監督と親交の深いオシムさん。
 
ハリルホジッチ監督は「私がこれまでに経験したことのない最悪の悪夢だ」と語っていたが、このことをオシムさんはどう感じているのか?
 
 
オシムさんはこう言った。
「ハリルホジッチ監督のワールドカップ開幕2か月前の解任は、間違いなく日本のサッカーにとって良い一手ではない。」
 
「ハリルはワールドカップ出場という大きな役割と責任を請け負い日本のサッカー協会もそれを安心して任せていたはずだったが、特に外国人監督の場合、メディアもサポーターもその人(ハリル)がどういう人物で何をしたいのかをもっと理解すべきだった。」
 
「この先、日本サッカー協会のトップは、監督になる人のことをもっとよく知り、また監督の方もその国の習慣や、長所・短所まで知らなければならない。」
 
 
私がこの話を聞いた感じでは、ハリルの解任を現時点で悲観しているということは言及していなくて、ただ日本サッカー協会側も監督側もお互いを理解し尊重するというスタンスでここまで迎えられなかったことを悔やむようであった。
 
 
ただ、「良い一手ではない」というオシムさんの言葉から、あのタイミングであの解任劇は日本にとって良くなかったと感じる出来事だったと言い放っていた。
(まだまだ汲み取りたい行間の部分はありましたが、どんなことをオシムさんは感じたんだろう?)
 
 

ハリルホジッチ監督解任後の西野監督についてオシムさんはどう感じているのだろう?

 
ハリルホジッチ監督解任後、日本サッカーの代表監督に就任した西野 朗監督についてはオシムさんはどう評価していたり、感じたりしているのだろうか。
 
 
「西野は、偶然監督になったのではなく、それに値する人物だ。」
「功績を見ても、充分日本代表監督に値する。」
「不満を持つ人間は必ずいる。だが、それは競争主義的な考え方に基づいていて順調に言っているものを批判し、壊すことで話題作りをしたがるものなんだ。」
「私が知る限り、西野はとても誠実で過去にも結果にこだわるチームを作ってきた。そして、他のどの監督より今の代表選手のことをよく知っている。」
 
「そんな監督がハズレであるはずがない。」
 
「しかも、彼は日本人だからスタートが切りやすいだろう。」
「選手たちと言葉も文化も、目的も同じで周りから求められているものも理解しているのだから。」 
 
と、西野監督に対しては冷静にこう語ったオシムさん。
よく、知ってるなぁ。日本を見てくださっているなぁと嬉しくなりました。
 
 

西野監督の主な経歴を少し

 
1991年にU-20日本代表監督に就任。
1996年には、アトランタ五輪の代表監督で、ブラジルを破る「マイアミの奇跡」を私たちに見せてくれた。
2005年は、Jリーグガンバ大阪の監督としてJ1初優勝を果たす。
2008年には、アジアチャンピオンズリーグを制覇し、AFCアジア最優秀監督に選出されるという日本人監督としてはかなりの名将。
 
 
オシムさんは、こんなことも言い加えました。
 
「西野に今必要なのは『支持されること』なんだ。」
「日本のあらゆるサッカー関係者が彼のことを支持すべきだ。」
「協会やメディアは、西野をどのようにすれば追い払えるかを考えてはいけない。」
 
 
ココが、オシムさんの真意なのかなと思いました。
 
 
ハリルホジッチ監督対しても、日本のあらゆるサッカー関係者が『支持する』ことができたのであればよかったという気持ちも持っているし、そのことを繰り返さないために西野監督に対しても、くれぐれも『支持してあげよう』というメッセージを送ったのかなぁと感じました。
 
 
信じること。
一度、お願いしたのであれば信じ抜くこと。
信じあえるために、お互いのことを理解しようと日々努める。
 
 
そういった重要性を語ったのかと感じました。
 
 

オシムさん監督をやりませんか?と今このタイミングで言われたらどうする?

 
インタビュアーは、
このタイミングで、もしオシムさんが「監督やりますか?」と言われたらどうしますかと聞きました。
 
 
するとオシムさんは・・・軽く笑みを浮かべて
「ハリルホジッチの経験を見る限り、、、受けたくないな。」
 
 
そう言いました。
 
 
今後、日本代表の監督を引き受けてくれる人達もきっとオシムさんと同じ想いが頭をよぎるのだと思います。。。最後の最後に疑心暗鬼になってしまうかもしれない前例を作ってしまったという事について、日本サッカー協会側もハリルの件は受け止めなきゃですかね。
 
 

スポンサードリンク

オシムさんの目に映る西野JAPANのワールドカップ前の試合感想

 
今回のインタビューは、ワールドカップ前の親善試合2018年6月9日 vsスイス戦 の翌日だったようで、スイス戦を振り返ってくれました。
結果は、0-2でスイスに敗れた試合です。
 
 
「日本が、昨日スイスと対戦したその試合を観たよ。」
「確かに良い試みもあるにはあったが、リーダー的な存在がいればいいのにと感じた。」
「スイスと闘ったチームの印象は、とても効率の悪いサッカーだと感じた。相手にとって危険で、ゴールをあげることのできる選手がいればきっとリーダーになれる。」
「チームが、その人間の後をついていくはずだ。」
 
 
「今回残念なのは、若い選手がいないことだ。」
「若い選手は、その世代で核となる存在になれたはずだ。」
「どの国も、まだ壊れていないこれから芽を出す木の実を探している。元気で、いずれチーム全体を支える木の実を。」
「少しピークを過ぎた選手たちの経験は必要だが、一方で若い時の野心が失われているのも事実だ。」
 
 

親善試合スイス戦でオシムさんが特に気になったこと

 
「あの試合で一番疑問に感じたのは・・・」
 
 
オシムさんがそう言い始めて続けた。
 
 
「ゴールキーパー(川島選手)だ。」
 
 
「私に言わせると、自信を持った存在ではなかった。」
「集中力を欠いたりする場面があったからだ。」
 
 
この試合の川島選手は、キャッチ後のスローで相手に取られてしまい、即シュートされるといったイージーなミスから危ない場面がいくつかあった。
 
 
更にオシムさんは日本に対してもこう警鐘を鳴らす。
 
「日本は、自分自身が最大の敵になりうる。」
「もし、無理な野心を抱き、無理な目標を設定すれば、選手たちには大きな負担になるだろう。」
 
 
「日本は、優勝候補のように扱われるべきではない。なぜならメディアが煽り過ぎてしまうからだ。そうすると、選手たちは自分自身の進むべき指針を失ってしまう。」
 
 
この点に関しては、日本国民もメディアも日本代表の評価を見直さなければいけないかもですね。とにかく、批判めいた書き込み多いし、ちょっと結果が良ければ手のひら返すし。
 
 

オシムの大胆ジョークは?

 
オシムさんは真顔でジョークも言うから、ジョークか本気かわからない時があるけれどこんなことも言いました。 
 
 
「日本は、スペイン代表のイニエスタを聞かさせたらどうだ?」
「日本人と背丈もそんなに変わらないから大丈夫だろう。」 
 
 
ヴィッセル神戸に電撃移籍してきたイニエスタ選手。
まさかの日本人帰化なるか!?笑
 
 

オシムのワールドカップ前の予言!?

 
日本中は、コロンビア戦2-1で勝利をかざり盛り上がってますね。
「大迫、半端ねぇって」もいろんなところで見かける盛り上がりっぷり。
 
 
だけど、ワールドカップ前に行われたインタビューでこんなことを言っていました。
 
 
「コロンビア相手でもどうという事は無い。」
「それは、サッカー協会や首脳陣がどう捉えるかにかかっているからだ。つまり、もし『その対戦自体が最悪だ』という空気を作れば、それは本当に最悪だ。」
 
 
ここでオシムさんが言っているのは、コロンビアが初戦の相手なんてツイてないな。最悪な対戦カードだ。というふうに捉えることないよという事ですね。
 
 
「反対に、あくまで一つの試合に過ぎないという雰囲気を作ればいいんだ。」
 
 
やはりコロンビアは、FIFAランキングでも16位と上位に位置する強豪国。
でも、それだっけ予選リーグ3試合のうちの1試合に過ぎないんだという雰囲気を作ればいいとオシムさんは言う。
 
 
「場合によっては、コロンビアどころではなくブラジルやアルゼンチンが相手だったのかもしれないのだから。。。」
 
「もし、コロンビア戦に引き分けても、負けなければよいスタートだ。それで日本は自信を取り戻せる。どの試合でも悲観的にならずにチャンスを見出すべきだ。」
 
「全ての試合はチャンスだし、生き残れば大きな喜びが待っている。引き分けて自信をつけた日本は次のセネガルにとって、嫌な存在になるだろう。」
 
 
正直、オシムさんは日本がコロンビアに勝利することは事前には予想していなかったように話の内容からうかがえます。
でも、引き分けに持ち込めるだろうし、それであれば良いスタートなんだと言っていますね。
 
 
結果は、コロンビアに勝利するという、オシムさんの想像を超えるいい結果となりました。
そして、選手や監督たちの表情は明るくなって自信を取り戻した。オシムさんの言う通り。
 
そして、日本国民も大半が悲観的というか、盛り上がりに欠けていたけれどコロンビア戦を経て一気にワールドカップ熱が増してきた。
 
 
これまたオシムさんの言うとおりの流れのように感じますね。
 
 
 
つぎは、セネガルについて。
「セネガルとクロアチアとの親善試合を観たが、セネガルの選手は良いプレーをしていた。」
「セネガルは背が高いし、とても体が強い。フィジカル面でとても優れている。身体能力の高い選手たちが多くいるチームだ。その能力の差を技術で補うのはとても難しいことなのだ。」
「セネガルはHグループの中で最もむずかしい相手だ。」
 
「しかし、彼らよりうまくプレーすればゴールを奪うことは不可能ではない。」
「彼らより早く頭を使って粘り強くいけばゴールは奪える。」
「コロンビアのようなずる賢さは、セネガルには無いからね。」
 
 
セネガルに対する評価が、オシムさんからは一番高かったように思いました。
確かにセネガルは体のつくりから全然違うように感じます。
 
 

オシムさんから日本代表へのメッセージ

 
オシムの言葉。
 
「予選が始まったら、どんな状況になってもチャンスが無いと思ってはいけない。」
 
 
「自分達を信じることだ。」
 
 
「ひとつひとつの試合を経験していき、自分たちにチャンスがあることに気付いて欲しい。」
 
「日本にはそのクオリティがある。それは疑いのない事実だ。」
 
「運動量が豊富で走ることに長けている。技術的にも戦略的にも高くアグレッシブなゲームができる。それは、サッカーにおいてとても重要なことだ。」
 
 
「試合が終わった後に後悔が残るだろう。しかし、終わってからでは遅い。試合中に後悔しないようにいろいろやってみなさい。日本にならそれができる。」
 
 
このような力強い言葉を残してオシムさんのインタビューは終わりました。
 
 

まとめ

 
久しぶりにイビチャ・オシムさんの姿を観て、インタビューを受けて答える姿を観ることができました。
 
大好きだったオシムさんの言葉がまた聞けて嬉しかったし噛みしめました。
 
 
ワールドカップが始まる前なので、コロンビア戦の結果も知らないオシムさんが語る言葉。
 
正直、オシムさんの中にはコロンビア戦で良くても引き分けという感覚があったと伺えます。まさか勝つとはこの時点で言葉には含められなかったことがうかがえます。
 
 
だから、どこかネガティブに聞こえたりする言葉はあるけれど、語られる内容は本質を突いていると思います。
 
 
とちゅうで語られていた、コロンビア戦の結果を受けて日本が自信を持つってことは、まるで予言のようにも受け止められました。まさに日本はサッカーフィーバーです。
 
 
でも、だからこそ別にオシムさんが言った言葉として、私たちが心掛けなきゃいけないこと。
 
「日本は、自分自身が最大の敵になりうる。」
「もし、無理な野心を抱き、無理な目標を設定すれば、選手たちには大きな負担になるだろう。」
 
 
決して日本を応援してないわけでもないし、期待をしていないわけでもありません。
FIFAランキングなんてあって無いようなものです。
 
とはいえ、日本は61位。
出場32か国中、30番目なのです。
 
 
そのことは、冷静に受け止めた上で常にチャレンジ!
選手や監督がポジティブに捉えてチャレンジしていく道を、サポーターが過度な期待をしたり、批判的な冷たい言葉遣いをするのではなくて、ポジティブに、次の瞬間には何が起きるかわからないのがワールドカップだから応援してきたいなと思いました。
 
 
オシムさんは相変わらずオシム語録で、心に深く刺さってきました。
インタビューを受けて下さりありがとうございました。
 
 
という気持ちで書きました。
最後までお読み頂きありがとうございました!

スポンサードリンク

 - サッカー ,